
お寺で出会った、運命のひと。——吉縁会がつないでくれたご縁
30代に迫ってきて、職場は男が多いため出会いはなく、お酒やタバコも全くであり出会いの場に行く機会も少ないため、何か自分で行動しないといけないということで、街コン等に参加するようになりました。
街コンは、男性有料で女性はその場で勧誘されてきましたみたいな感じで、全然自分の思っていたのとは違いここは、遊び目的の人が来る場所なんだなって学びました。
真剣に結婚まで考えた出会いをしようと思ったら、男女に差がなく出会えるような場所がないかと探しました。
そこで検索して出てきたのが「お寺で婚活」。最初はお寺でどんな感じでやるんだと思って、ホームページを見てみると、実際のお寺とお坊さんが運営している婚活サポートということでした。今回はお寺で婚活のサポートをしている「吉縁会」について紹介します。
会員登録までの流れ
調べていくと婚活に参加するためには会員登録が必要であるみたい。
会員登録は人によってはハードルが高いかもしれないですが、年に数回ある登録受付日(ほとんどが日曜日)に指定されたお寺に指定された時間内に行くことで、会員登録が可能。ネットですべて完結する今の世の中で、実際に指定された日付に現地に行かないといけないというのは、遊び感覚で来る人はいないだろうから、真剣な人が集まりやすいのだろう。会員登録は25歳~45歳までということで、若すぎる人もいないということで、結婚を考える年代が多いということも、成婚につながりやすいのだろう。
ちょうど受付の日程が近かったため、指定された日付にお寺へ向かった。お寺には受付開始の15分前くらいに到着。すでにお寺の周りには何人か集まっており、少し早いが中に入ると、すでに会員登録が始まっていた。会員登録には記入用紙に必要事項を記入して、お坊さんに身分証と一緒に確認してもらいます。住所等が記入したものと違っていないかを入念にチェック。その後、記入用紙を提出して、スマホでマイページにログインできるように説明してくれました。
吉縁会への参加
マイページに入れるようになったら、プロフィールの記入や近日開催予定の吉縁会の開催予定が見れるようになります。吉縁会の予定はひと月に1,2回開催され、主に土日の開催でした。現在は25歳~30代中盤と30代中盤~40代の2つの年代で開催されているということで、年代の近い人と出会いやすくなっているようです。
早速直近の吉縁会の回に申し込み。男女それぞれ15名程度の合わせて30名を抽選で決定する方式。抽選結果が発表される日にマイページで当落結果を確認。結果は落選。次回にまた申し込むことに…。やはり男性の人数が多いのか、何度か落選を繰り返し、やっとのことで当選。
開催当日までの1週間程度で、参加者に番号が割り当てられ、プロフィールで決めたニックネームがそれぞれ表示された状態で、全体のチャットと個別のチャットが利用できるようになりました。
全体のチャットでは無難な挨拶がメインで、個別に自己紹介や簡単なやり取りが事前に少しできるような仕組みになっていました。
吉縁会当日

当日はお寺に各自集合。僕たちは14時から開始で少し前に集合。入り口でアプリの画面と本人確認を実施し、参加費の4,000円を支払い。お坊さんたちの利益というよりは、Webサイトの運営費等に充てられるということで、ほとんど善意で行ってくれているということでした。
お部屋に入室後は自分の番号の書いてあるイスに座り時間まで待つ。周りにいる人と少し話したりということもあるが、少しそわそわとした感じ。男女15名程度が集まっていました。
時間になり、お坊さんたちから最初の挨拶や吉縁会についての説明が行われ、本日の大まかな流れが紹介されました。
まずは、1対1のトークタイムでは、1回5分と短い時間ながらも自己紹介カードを見ながらや事前のメッセージのやり取りの内容から話を膨らませたりとあっという間に時間が経ってしまいます。
そして、そのとき出会ったのが——今の妻でした。
妻との出会い
妻とは事前のメッセージでもやり取りをしており、着付けやお茶をやっており現代にはほとんどいないんじゃないかなというくらい日本の女性という感じ。
実際に話してみると、しゃべりやすくついつい素が出てしまいます。事前のメッセージでの話や仕事の話、野球の話等で盛り上がり、あっという間にトーク時間が終わってしまいました。
その後のグループトークで、同じグループになったときはグループということであまりしゃべることはできず、お坊さんが管理しているというお庭の話をほとんど聞いているような感じで終わってしまいました。
最後の全体のトークでもしゃべるというよりは、全体で何か言いたいことと言う感じで誰もしゃべらなかったので、僕が皆さんに少し話題を振ったりして、多少は笑いも聞こえるが…それでトークの時間は終了した。
その後、各自の席に着席して、マイページから今回気になった人に「いいね」を送る時間が数分ほど設けられ会自体は終了。女性から退出して、5分後くらいに男性が退場。
お家に帰ったころに、相手から「いいね」が届いている場合は通知が来るということで、帰宅。帰宅後、マイページを確認してみると、今の妻からも「いいね」が届いており、マッチング成功。相手からのみ「いいね」が届いてる場合は、こちらから連絡を取らない限りは相手からは連絡できないようになっているため、自分で送った「いいね」から返信がある場合もあるので、相手からの「いいね」がなくても気長に待つといいと思う。
マッチングしてからは、吉縁会のメッセージにてやり取りを行い、その後はお互いに任せるという感じで進んでいきました。
「この人なら、安心して一緒にいられる」——付き合って3ヶ月ほどで自然と結婚の話が出て、無事に夫婦になりました。
吉縁会は、ご縁を大切にする人にぴったり
今思い返しても、吉縁会は「ご縁を感じる出会い」ができる場だったと思います。派手さや効率を求める人には向かないかもしれない。でも、じっくりと相手を知りたい人や、静かな場所で心から話がしたい人には、とても合う婚活スタイルです。また、抽選方式で参加したい会に絶対に参加できるということではないので、一期一会の出会いという点で本当にまたとない機会でした。
最後に:これから参加する方へ
婚活に疲れてしまった人や、もう少し自然な出会いを求めている人には、吉縁会は本当におすすめです。静かなお寺で、真剣な人たちが集まる空間で、新しいご縁が待っているかもしれません。
もし、また人生をやり直しても、私はきっと吉縁会に参加していただろうなと思うほど、私にとって大切な出会いでした。
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