はじめに(導入)

妊娠後期に入って、二人での最後の旅行は「温泉に行きたい」と思い立った。せっかくなら少し足をのばして、心から癒される場所に行きたい。そうして選んだのが、岐阜県の名湯「下呂温泉」。名古屋から車で約1時間半。都会の喧騒を離れ、のどかな山々に囲まれたこの地で過ごした1泊2日の旅は、まさに“温泉天国”だった。
1. 下呂の空気に包まれて

2. 源泉かけ流しの宿でとろける

宿は安さ重視で、部屋風呂がついているお部屋をチョイス。いろいろ探した結果、大江戸温泉物語の本館が最も僕たちの理想に合ったお宿でした。3Fで客室露天風呂付ということで、眺望がいいとまでは言えないが、外から見られないための対策ということで、これはしょうがない。ただ、部屋の露天風呂ももれなく源泉かけ流しということで、最高の気分。これが自分の好きな時に入れるのだからたまらない。温泉のなめらかなお湯は、肌をすべるようにやさしく、湯上がりはぽかぽか。これぞ下呂の醍醐味。温泉街での散策の疲れを洗い流してくれます。部屋にシャワー等もあったので、部屋だけでも十分なくらいです。僕は、大浴場へも足を延ばし、中に入ってみるそこそこ広めの内風呂と、ガラスで仕切られ半分くらいの大きさの露天風呂が併設されているような大浴場でした。そして、ロビーと大浴場の前には、無料のドリンクバーと生ビールや焼酎、ワインが完備。これらが全部飲み放題というのだから至れり尽くせりである。
3. 大江戸温泉のバイキング
夜の楽しみはやっぱり食事。食事会場はガラス張りの会場となっており、自由席であったため窓際の席を確保。バイキングは新鮮な地元食材や旬の食材を使ったものも多く、ライブキッチンでステーキや海鮮も豊富にそろっているため、すべて食べることはできず、また来たいと思えるようなごちそうの数々でした。揚げたての天ぷらや高山ラーメンが作れたり、子どもも大満足なこと間違いなし。
4. 朝の足湯と町並み散策

翌朝は部屋の露天風呂を浴びて、朝食バイキングを済ませて、ホテルをチェックアウト。まだ人の少ない街をぶらり。下呂合掌村の小道を歩き、和菓子屋でお土産を選ぶひとときもまた、旅の大事な一部。観光名所だけでなく、人や空気そのものに癒される旅だった。やっぱり温泉は体を休めるにはもってこいの場所だった。
おわりに
旅の最後、再度下呂温泉街を散策。日常に戻っても、あのやさしいお湯の感触が心のどこかでずっと温めてくれる気がする。下呂温泉――そこは“湯”を超えた“優”の地だった。

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