暑い夏ですね~エアコンが欠かせない時期になりました
毎年やってくる日本の猛暑。今年は梅雨から35℃を超える酷暑日が続くと、「このままエアコンをつけっぱなしにして引きこもるべきか」「電気代が心配だから、いっそ涼しい場所に出かけた方が得なのか」——そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
この記事では、エアコンを1日中使う場合と、電気代を節約するために外出する場合のコストを比較し、どちらが家計に優しい選択なのかをシミュレーションしてみました。
【前提】今回のシミュレーション条件
- 家庭:3人暮らし(夫婦+未就学児1人)
- エアコンの消費電力:825W(冷房12畳用・平均)
- 電気料金単価:1kWh=31円(一般的な契約)
- 外出先:ショッピングモール、図書館、カフェなど
- 外出費用:交通費、飲食代を含め1人あたり1,000円/日を想定
パターン①:一日中家でエアコン生活
24時間エアコン使用した場合の電気代は?
- 使用電力量:825W × 24h = 19.8kWh
- 電気代:19.8kWh × 31円 ≒ 615円
加えて、家にいると冷蔵庫の開け閉め、調理、照明などでも電気がかかります。
- その他電気使用推定:1日あたり約300円
- 合計:約915円
パターン②:日中外出して涼むスタイル(10:00〜17:00)
午前・夜だけエアコン使用+外出費用を想定。
- エアコン稼働時間:約17時間(17:00〜10:00)
- 使用電力量:825W × 17h = 14.0kWh
- 電気代:14.0kWh × 31円 ≒ 435円
+その他家電:約100円
+外出費用(大人2人+子ども):1,000円 × 3人 = 3,000円
- 合計:約3,535円
どちらが節約になる?シミュレーション結果まとめ
スタイル | 電気代 | 外出費用 | 合計費用 |
---|---|---|---|
家でエアコン生活 | 約915円 | なし | 915円 |
外出して涼むスタイル | 約535円 | 3,000円 | 3,535円 |
結果:圧倒的に「家で過ごすほうが経済的」という結果に。ただし、外出には気分転換や体調面でのメリットもあるため、一概に「損」とは言えません。外出でも交通費がかからず徒歩圏内にある無料の図書館であったり、市の子育て支援センターなどであればお弁当持参で費用も掛からずに涼めるためおすすめのスポットになります。一度近くにないか探してみるといいと思います。
【節約術】夏のエアコン代を賢く抑える3つのポイント
- サーキュレーター併用で効率UP
冷気を循環させて設定温度を下げすぎず快適に。扇風機でもよいので合わせて使うことで設定温度を下げすぎることなく電気代の節約につながります。 - 自動運転モードを活用
無駄な電力消費を抑えつつ効率運転。冷房モードは冷風を常に出し続けるため、自動モードで温度や湿度に応じて変えてくれるため、10~30%程度お得に。 - 日中はカーテンで直射日光を遮る
直射日光による室内温度上昇を防ぎ、エアコンの負担も軽減。冷房によって冷えた空気は主に窓から外へ逃げていきます。そのため、カーテンによって外気に冷えた空気を逃がさないことでエアコンの消費電力を抑えることにつながります。
【まとめ】生活スタイルに合った選択を
電気代の節約を考えるなら、やはり自宅での快適な過ごし方を工夫するのが最もお得。とはいえ、気分転換や家族のリフレッシュのために週に1〜2回程度、涼しい場所へ出かけるのもおすすめです。冷房を付けずに無理をすることで、子どもや育児で寝不足の夫婦も熱中症になる確率が高くなってしまいます。熱中症の治療だけでも4,000円程度はかかってしまうので、無理して病院にかかってしまっては本末転倒です。
家計にも健康にもやさしい「夏の過ごし方」、皆さんの参考になりましたでしょうか?無理せず今年の夏も乗り切りましょう。
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